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日本新聞2017年4月19日、4206号より
  
都のプロジェクトチームが築地改修可能と報告
豊洲の汚染土壌に生鮮市場を移すのは無理。90年の伝統ある築地市場を7年かけて営業しながらの改修案。損害受けた市場業者に補償を
  
 築地市場の豊洲移転問題で小池都知事はまだ結論を出していない。毒の土壌である豊洲に生鮮市場を移転することが不可能であることは明らかである。小池都知事は利益代表ではなく、食の安全を守る立場で早急に結論を出すべきである。結論を先延ばしにすればするほど、市場業者の負担は大きくなり、すでに廃業した業者もある。
 4月8日、都の市場問題プロジェクトチームは築地回収と豊洲移転の2案について築地市場で関係者に説明した。それによると、豊洲移転の場合、年間約27億円の赤字が生じ、将来的に使用料の値上げなどを迫られるとした。築地改修案では、約730億円かかるが、7年かけて、営業しながら段階的に改修するという。築地市場の存続を求める中卸業者たちが出席し、「改修案が示されて嬉しい」「みんなで団結してやっていきたい」と意見を出した。
  
豊洲移転はあまりにも無謀
 もともとは築地市場を改修することで進められていた。ところが築地が一等地であることから利権がらみで、豊洲への移転が浮上した。築地は90年の伝統を持ち、世界の築地とさえ言われる。日本の食文化を代表する場として、外国からの観光客も築地を訪れる。
 豊洲の一番の問題は汚染土壌である。ヒ素やシアン、ベンゼンなどの猛毒が検出されている。生鮮市場として致命的であり、豊洲での市場開設は不可能である。
 豊洲市場は5884億円もかけて建設されているが、最初、都は「塩水を使うのはだめ、真水ならいい」とした。築地では塩水を使い、魚の鮮度を保ってきた。真水では魚が臭くなってしまう。のちに都は豊洲市場のすぐ近くの海水ならいいとしたが、汚染物質が多量に含まれた海水ではなおさら問題だ。豊洲では市場部分が2階になり、1平方メートル当たり約700キロしか耐えられない。「ターレー」と呼ばれる荷物運搬車の重量は約2トン。魚を入れた水槽を重ねただけで700キロはすぐに超えてしまう。また、豊洲の一店舗あたりの間口は1.4メートル。マグロを切るのに最低3メートルは必要。名物のマグロの解体などもできない。交通の便も悪く、新鮮な魚を午前中に都内に届けることも難しくなる。
 このように、豊洲ではこれまでの築地市場の仕事ができなくなるのである。何よりも安全の問題は避けようがない。
 築地市場移転問題で、市場の仲間たちも翻弄され、分断された。移転を決めた業者も、予定通りに豊洲市場が動かない状況で負債を抱え、廃業した業者もいる。開設の遅れは赤字を拡大している。都は築地改修の方針を早急に決め、同時に、都の移転計画により損害を受けた業者への補償をきちんとしなければならない。都は一刻も早く、毒の豊洲市場への移転中止を宣言すべきである。 (沢)
  
  
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