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日本新聞2017年12月13日、4240号より
  
沖縄 米軍機から保育園屋根に落下物
米軍普天間飛行場から約300メートル地点、一歩間違えば大惨事。58年前に米軍機墜落で18人死亡の宮森小事故を想起。米軍基地撤去を
  
 7日、沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園で、米軍機が通過した後にドンという音がし、屋根の上に筒状のビンのようなものが落ちていた。ラベルは英語表記である。幸いケガ人はいなかったが、園児たちも音に驚いていたという。園児たちに直撃していたら大変な惨事となっていただろう。緑ヶ丘保育園は米軍普天間基地から約300メートルという至近距離にある。このような危険な状態にあるのはこの保育園だけではない。宜野湾市には、保育所3カ所、幼稚園8カ所、少・中学校14校、高等学校・大学4校ほか、自治会や市役所・消防署、水道局、給食センターなどを合わせると120もの公共施設がある。米軍基地が市の真ん中に陣取っているため、どの施設も危険と隣り合わせに置かれているのである。
 アメリカの軍の高官が普天間基地を訪れ、市街地の真ん中にあることに驚き、「世界で一番危険な基地だ」と言ったという。
 今回はけが人はなかったが、いつどこに米軍機が墜落しても不思議ではない状況下に沖縄県民は置かれているのである。
 沖縄の復帰前の58年前、現うるま市の宮森小学校にF100ジェット戦闘機が墜落し、児童を含む18人が死亡、210人の重軽傷者を出す大事故があった。復帰後も米軍機墜落事故は47件も起きている。昨年12月のオスプレイ墜落事故、今年10月にも東村高江の牧草地に米軍大型輸送ヘリが墜落、炎上し大破した。復帰後の今も沖縄は米軍の支配下にあるような状況で、命の保障さえない無権利な状態である。沖縄県民は「基地がある限り命が脅かされる」と基地撤去を求めている。
  
相次ぐ米兵による凶悪事件
 昨年4月に沖縄県うるま市の20歳の女性を殺害した米軍属、元海兵隊員に1日、那覇地裁は「身勝手な犯行で、反省もない」と無期懲役の判決を下した。しかし、20歳の女性は二度と帰ってはこない。沖縄県民は「基地をなくすことができず、またこのような犠牲者を出してしまった」と強い打撃を受けている。
 このような事件はこれまでも繰り返されてきたのである。米軍の占領下では、夜になると米兵が女性を求めて家に入り込んでくる。住民は「ここには女性はいない」と妻や娘を隠して、必死に守った。沖縄の本土復帰後も、米兵による犯罪はとどまるところを知らず、2014年までに検挙されたもので5862件、凶悪事件は571件である。民間人が米兵に殺害される事件は12件。1995年には宜野湾市で女性が海兵隊員に殴られ死亡した。強姦事件は検挙されただけで129件である。
 基地撤去を求める沖縄県民の闘いは命をかけた必死の闘いである。沖縄戦で4人に1人の県民が犠牲にされた。そして今も県民の人権は尊重されていない。
 辺野古新基地建設反対、高江のオスプレイが離発着するためのヘリパッド反対と、警察や機動隊に排除されながらも、不屈に闘いは続けられている。「平和に当たり前の生活がしたいだけです」と抗議行動をしている人は穏やかに語る。その当たり前さえ踏みにじられる現実を、共に変えていく闘いを広げていこう。 (沢)
  
  
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