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日本新聞2018年2月21日、4249号より
  
沖縄緑ヶ丘保育園 怒りの叫び「保育園の上を米軍機飛ぶな」
米軍ヘリからの落下を認めない米軍、調査せず抗議もしない政府に憤りの声。日本のどこにも米軍基地はいらない、主権を取り戻そう
  
 昨年12月7日、沖縄県宜野湾市の緑ヶ丘保育園の屋根に、米軍ヘリの部品とみられるものが落下した。あおしてわずか6日後の12月13日、保育園から1キロほどの普天間第二小学校に米軍ヘリの窓枠が落下した。相次ぐ事故に、父母たちは不安の日々を送っている。沖縄では市民による抗議集会や、各自治体で抗議決議があげられている。2月13日、うりずんの会と沖縄等米軍基地問題議員懇談会の主催で「なんでおそらからおちてくるの?」と題した集会が行われ、緑ヶ丘保育園の園長と父母会の方々が、衆議院第2議員会館で怒りの訴えを行った。
  
沖縄は無法地帯だ「子ども達の命を守りたい」心からの叫び
 普天間バプテスト教会付属緑ヶ丘保育園園長の神谷武宏さんは次のように語った。
 「12月7日、筒状のものが保育園の屋根に落ちてきた。20名〜30名の園児が園庭でクリスマスの準備をして遊んでいた。ドン!と激しい音がした。ヘリの音もした。物体が跳ね上がったのを見た人もいる。園庭までわずか50センチのところで止まったからけが人はいなかったが、一歩間違えば大惨事だった。警察にはしっかり調査してほしい、メディアにはしっかり事実を報じてほしいと対応した。ストロンチウム90のカバーだと思われたので、測定を頼んだら通常値だった。翌日、米軍は“ヘリの部品ではあるが、飛行中のヘリの落下物ではない。落とすはずはない”と答えた。それから保育園に誹謗中傷のメールや電話が来るようになった。米軍が認めないなら、これは殺人未遂事件だ。父母の方々からは保育園に“子どもたちを守ってくれてありがとうございます”と言われた。父母会役員は翌日立ち上がった。嘆願書の作成、署名活動が始まった。緑ヶ丘保育園も普天間第2小学校も米軍の飛行ルートから外れているのに米軍機が飛んでいる。泣き寝入りするわけにはいかないと、街頭署名を週4日やった。10日余りで署名は2万6372筆、2月11日、62日間で12万6907筆になった。沖縄は無法地帯ともいえる状況だ。いまだ米軍の占領下にあるようだ。沖縄も日本国憲法のもとにあるはずだ。人間らしく生きる権利があるはずだ。沖縄の基地問題に向き合ってください。雨以外に何も落ちてこない平和な空を返してください」
  
「子ども達の命を守りたい。助けてください」と必死の訴え
 父母会会長の宮城さんは「娘が緑ヶ丘保育園に通っている。普天間第2小学校にも子どもが通っている。一歩間違えば命に関わる大惨事になる。保育所、小学校の上空を飛ばないでください。怒りが湧いてくる。嘆願書も作って各省庁で訴えてきた。テレビ、メディアに出ると誹謗中傷にあった。米軍からも日本政府からも納得のいく対応がない。保育所に来て、園庭を、子どもたちの笑顔を見てほしい。今回の事故で基地があることの怖さがわかった。子どもたちの命を守るために日米両政府に考えてほしい。自分の子や孫に置き換えて考えてほしい」と訴えた。
 父母会副会長の知念さんは「助けてください!どこにすがってどこに助けを求めたら子ども達の安全が戻るのか。事故の日から眠れない。各省庁で訴えても決まり文句の文字しかない。どうか助けてください!」と涙ながらに訴えた。
 保育所の職員であり保護者である宮城さんは「事故当時、物が落ちた真下の部屋で1歳児のクラスを見ていた。ドン!という大きな衝撃音がして、同時にヘリの音も聞いた。園庭で遊んでいる子ども達もいた。“落下物ではない”という米軍の返答は信じられない。心ない誹謗中傷にとても苦しめられた。事故以来、園庭で子ども達と遊んでいるときヘリが通ると、また何か落ちてくるのではと身構えるようになった」と現アbにいた宮城さんの言葉から、米軍ヘリから落下物という動かせない事実がよくわかる。
 「私は生まれも育ちも普天間で、基地の怖さを知っているつもりだったが、今回の事件で怖くて涙が出そうになった。毎日毎日今も保育園の上空を米軍機が飛んでいる。娘がお母さんになった時、同じ思いをさせられないと頑張っている。心からの笑顔で“いってらっしゃい”と言えるまで頑張ります」
 「私はこの保育園で育った。今まで基地問題に無関心だったことをくやんでいる。子どもが“ママ、助けて!”と手を差し伸べている。謝罪とか何もいらない。飛ぶなよ!と言いたい」
 「私は第2小学校出身。ジェット機の轟音を当たり前だと思っていた。ハワイに行ったとき、基地が住宅からずっと離れていた。普天間は住宅街にある。おかしいと思った。防衛省、外務省の人と会ったが“米軍に確認中”と言うだけ。2カ月も経ったのに何の進展もない。日本は主権国家なのか。とてもむなしい。これで終わらせられない」
 次々と怒りがぶつけられた。
 会場には国会の野党議員の方もかけつけていた。日米地位協定の抜本的な見直しを徹底して問うべきである。沖縄をはじめ、日本の各地に米軍基地があり、基地の町に住む住民は常に命の危険と隣り合わせに暮らさせられている。保育園や小学校に米軍ヘリから落下物、という全く異常な事態を終わりにさせなくてはならない。
 政府は米軍に対して断固抗議すべきである。子どもの命を守るために、全国で力を合わせて基地反対を訴える時である。 (沢)
  
  
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