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日本新聞2018年3月28日、4254号より
  
原発事故から7年、全国で反原発の声
「ふるさとで暮らした平和な日々を返して!」「国は真実を知らせず被ばくさせた責任をとるべき」と怒りの声相次ぐ。原発のない日本に
  
 東電福島第一原発事故から7年を迎え、全国で「福島の事故から教訓を!」「原発のない日本にしよう」と集会が開かれている。
 3月21日、東京でも代々木公園で「さようなら原発全国集会」が行われた。あいにくのみぞれ混じりの冷たい雨の中、1万2000人(主催者発表)がかけつけた。手もかじかむ寒さの中、熱気あふれる訴えが続いた。
 被ばく労働者のあらかぶさんは、東京電力福島第一原発の事故収束作業や九州電力玄海原発の定期検査に従事した。その結果、急性骨髄性白血病を発症して2015年10月に労災認定を受けた。あらかぶさんは昨年11月、東電と九電を相手に損害賠償を求める裁判を起こして闘っている。発病してからのあらかぶさんの苦しみは大変なものであった。原発労働者が電力会社を訴えることは容易なことではないが、あらかぶさんは自分のような目にあう労働者をこれ以上出してはいけないと、法廷で訴えているのである。怒りの湧いてくる告発だった。
 自主避難者の長谷川克己さんは、国や東電が被ばくの危険を隠したために、子ども達に避けられる被ばくをさせてしまった無念さを訴えていた。長谷川さんだけではなく、被害者の共通の思いだと思う。いまだに誰も責任を取っていない。それどころか再稼働、輸出と原発推進を変えようとしない政府の姿勢は許されない。
 村上達也・元東海村村長は「東海村JCOの臨界事故は決して偶発的なものではなく、起こるべくして起きたものだ。東海第二原発再稼働は絶対に許さない」と力強く訴えた。
 河合弘之弁護士は「この7年間、日本は実質原発ゼロでやってきた。電力が足りないことはなかった。我々は必ず勝利する」と力強く訴えた。
  
政府は被害者の声を尊重すべき
 3月17日、福島県楢葉町の天神岬スポーツ公園で「2018原発のない福島を!県民大集会」が開催され、3300人(主催者発表)がかけつけた。
 大会実行委員長から「“なぜ楢葉を会場にするのか、もう大丈夫だという政府と同じではないか”という批判も受けた。実行委員会でも何度も討論した。元の生業を取り戻したいと帰還しても、なかなか取り戻せない。また、ふるさとに戻れない人もいる。原発事故の過酷さを見てほしいと、ここで開いた。福島第二原発の廃炉を東電に求めている。10万5000筆の署名を提出したが、東電は“署名を重く受けとめる”と言いながら、いまだに廃炉にすると言っていない。東電に早急に廃炉を明言させる。原発のない福島、原発のない社会を」と訴えた。
 ルポライターの鎌田慧さんは「福島の皆さんの疲弊した生活に心が痛む。一体どういう政府なのかと思う。使用済み核燃料を処理できないのに、今も次々と再稼働させている。ゆがんだ政治だ。六ヶ所再処理工場は30年経ってまだ運転できないでいる。24回も運転しようとしてストップしている。毎年青森県に200億円の核燃料稼働税が入ってくる。大間原発も危険なフルMOX原発で絶対稼働させてはならない。民主主義を大きく進めていく、その一歩として脱原発がある。自然エネルギーの社会にしていこう。さよなら原発運動を進めていこう」と呼びかけた。
 津島原発訴訟原告団の三瓶はるえさんの発言が心に迫ってきた。「津島地区の住民は、原発事故前のふるさとを取り戻すために裁判で闘っている。私は原発事故の前は4世帯10人で大きな家に住んでいた。7年前は私達のお城だったその家は、今は天井も床も落ち、ネズミのフンなどで悪臭が立ち込めている。風向きで360度どこでも被害にあう。津島地区は避難所となって炊き出しもした。そこに防護服を着た人達がいた。しかし住民には放射線量が高いことを知らせなかった。14日に3号機の爆発があっても避難指示を出さなかった。私達家族10人はこの7年、6カ所に別れて暮らした。なぜ再稼働できるかわからない。家族にとって子どもや孫は宝。国にとっても国民の健康が一番大事でなければならない。原発はいらない!」怒りのこもった訴えだった。
 全国で原発反対の声があがっている中、政府は原発再稼働を急いでいる。二度と福島のような事故を起こしたら、日本はもちろん世界の終わりを招くことになりかねない。原発のない社会を訴えていこう。 (沢)
  
  
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