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日本新聞2018年5月9日、4259号より
  
「9条守れ!」と6万人が有明に結集
朝鮮の歴史的な南北会談に学び、戦争ではなく平和を、対決ではなく対話を。沖縄の、福島の、そして朝鮮高校生の、心に響く平和の訴え
  
 5月3日、荒天が心配された中、有明の東京臨海広域防災公園で「9条改憲NO!−平和といのちと人権を 5・3憲法集会」が開催された。会場には9条を守ろうという思いで、6万人がかけつけた。作家の落合恵子さんは「戦争が好きで憲法改悪をする安倍政権を退陣に追い込もう!生きることは平和と命の安全を守ることであり、それを圧迫するものには抗うこと。それが生きていることの証だし思想だ」と語った。黙していることは戦争への道を認めることだ。和光大教授の竹信美恵子さんは「なぜこんなひどい政権を3割が支持しているのか。9条の問題より福祉や生活の問題の方が大事だという人もいる。軍事に金を使ったら、社会保障が守られなくなる。戦争のない国で奨学金も保障される。国威発揚のためではなく、生活のために金を使う、それが改憲の争点だ」と指摘した。憲法学者の山内さんは「安倍首相は“憲法に自衛隊を明記しても、今までと何も変わらない”と嘘を言っている。集団的自衛権の行使とは、攻撃されなくても戦争しに行くことだ。自衛隊明記で、徴兵制も行われ、罰則も厳しくなり、自衛隊だけでなく一般人も戦争に協力させられ死者が出てくる。私達は朝鮮半島の和解に向けた対話の動きを積極的に支持すべきだ。朝鮮半島の完全な非核化を実現するには、日本も完全に非核化することだ。アメリカの核に傘から離脱し、核兵器禁止条約に加盟することを積極的に訴えていく。9条を孫子の代まで生かしていこう」と話された。説得力のある話だった。
  
平和を、命を守るために力を合わせよう
 沖縄からは沖縄平和運動センター議長の山城博治さんがかけつけた。山城さんは「4月23日から28日まで、全国から結集していただいて、連日、力強い運動ができた。これに対して機動隊が200も300も押しかけて、力づくで私たちを排除した。沖縄の住民運動の先頭に立ち続ける高里鈴代さんが、ろっ骨を4本、鎖骨を1本の骨折を強いられた。同じようにけがをした人が続出し、逮捕者も5名出てしまった。権力は今、沖縄の闘いに恐怖を抱いている。安倍のような政治を終わりにしたい。憲法を守るために安倍に去ってもらおう。辺野古新基地建設を止めるためにも。私は2年の懲役刑を受けた。現場に立てば権力のカメラが向いている。でも勇気を持って闘い続けたい。がんばっていこう」と熱烈に呼びかけた。
 福島原発告訴団団長の武藤類子さんから「福島原発事故から福島原発事故から8年目となった。原発事故は終わっていない。オリンピックに向け復興をアピールし、県民を置き去りにしている。福島県民や全国の1万5000人は2012年に東京電力の幹部を刑事告訴し、ようやく刑事裁判が始まった。東電の隠されていた安全認識のずさんさが少しずつ明らかにされている。この裁判ははじめ検察庁が告訴に対して不起訴にしたものを、11人の一般市民からなる検察審査会が裁判を開くべきと決めた。福島原発事故の真実を、その責任を問うことを国民が自ら判断した大切な裁判だ。次の世代によりよいバトンを渡せるように頑張ろう」と話された。
 朝鮮高校無償化問題についての、東京朝鮮高校の合唱部の生徒さんからの発言に会場は静まり返った。
 「私たち朝鮮民族は日本の植民地時代、自分の名前や民族の言葉、朝鮮人として生きるすべてを奪われた。36年間の植民地支配から解放されても、在日朝鮮人に対する差別や弾圧は続いた。先代たちの闘いがあり朝鮮学校がつくられ、私たちは異国の地でも民族教育を受けてこれた。今でも朝鮮学校だけを無償化から除外する差別が続いている。同胞たちは闘い続け、日本の支援者たちも闘い続けてきた。私達は毎週金曜日の行動を続けている。東京裁判の結果は不当判決だった。なぜこんなにも差別を受け続けなければならないのか。日本で朝鮮人として堂々と生きる権利をまたもや否定された。勝利を克ち取るまで最後まで闘う」この日本社会で無念な思いを抱いて生きらされている高校生たちの重い心のうちを見たようだった。合唱部の皆さんは朝鮮の童謡「故郷の春」と沖縄の「花」を歌った。広い会場が歌声で包み込まれるようだった。日本は植民地支配で何をしてきたのか、私たちは日本の若者に真実を伝え、日本と朝鮮の友好を築いていかなくてはならない。
 朝鮮の歴史的な南北会談は一朝一夕にできたものではない。南北朝鮮人民の統一、平和への熱い思いの結実である。韓国の文在寅大統領の登場も、韓国の民主化運動によるものである。続く米朝会談が朝鮮戦争終結につながることを心から望むものである。
 私たちは南北会談に示される戦争ではなく平和を、の姿勢に学び、不戦の9条を守る運動を前進させようではないか。 (沢)
  
  
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