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日本新聞2018年6月20日、4266号より
  
歴史的な米朝会談、平和へと大きな一歩
朝鮮の体制保証、朝鮮半島の完全な非核化を約束する共同声明に両首脳署名。アジアの平和のため日本も直接対話し日朝国交正常化へ
  
 12日、シンガポールで史上初の米朝首脳会談が行われた。紆余曲折はあったが、首脳会談開催までこぎつけたことは大きな前進である。トランプ大統領は「会談は1回では終わらない」とし、引き続き首脳会談を行い、合意点について具体的に進めていく考えを示した。
  
米朝共同声明に署名
 トランプ大統領は「1分で交渉する価値がある相手かどうかわかる」と言っていたが、今回の会談で両首脳は共同声明に署名した。
 共同声明の要旨は
・トランプ大統領は朝鮮に安全の保証を与え、金委員長は朝鮮半島の完全な非核化に向けた責務を再確認した
・米朝双方の国民の平和と繁栄を希求する意思に基づき、新しい米朝関係の構築を約束
・朝鮮半島の永続的で安定的な平和体制の構築に尽力
・北朝鮮と韓国による「板門店宣言」を再確認
・朝鮮戦争の捕虜や行方不明兵士の遺骨の回収と返還に取り組む
・会談結果の実行のため、ポンぺオ米国務長官と北朝鮮高官による交渉をできる限り早く開催
 朝鮮半島の永続的で安定的な平和体制構築を具体化すると、朝鮮戦争の終結抜きではありえない。トランプ大統領は会談後「朝鮮戦争は間もなく終結できる」と話している。また、声明には書かれていないが、金委員長が米韓合同軍事演習の中止を求めたのに対し、トランプ大統領は理解を示したという。それは「交渉中に戦争ゲームを行うのは不適切だ」という発言にもあらわれている。さらに、在韓米軍を次第に減らしていく可能性についても言及した。
 この先、スムーズに朝鮮戦争終結、南北朝鮮の統一へと進んでいくかはまだまだ予断を許さない状況だが、ここからである。今回の会談は平和へと大きく一歩を踏み出したという点で評価できる。
  
日本の取るべき道
安倍首相はトランプ大統領が朝鮮に対して「あくまで圧力だ」と言っていた時、「徹底的に圧力以外ない」と言った。その後、トランプ大統領が「圧力という言葉を使いたくない」と言ったら、安倍首相も言わなくなった。そして「拉致問題を米朝会談で言ってほしい」と懇願し、「トランプ大統領は言ってくれた」と報告している。安倍首相は直接、朝鮮との対話に向かうべきだ。拉致問題を問う時、日本が侵略戦争で朝鮮の人々にしてきた蛮行を抜きには話し合えない。率直に侵略戦争時の日本の加害の事実を認めることなしに、対話は成立しないのである。侵略戦争の加害の事実について言えば「自虐的」と攻撃する政府の姿勢は、アジアの国々との対話を遮断するものでしかない。強制連行、強制労働の事実、大虐殺の事実、「慰安婦」の事実など過去の加害の事実を認めることから、友好の一歩が始まり、対話が始まるのである。
 朝鮮半島情勢が平和に向かって動き出している今、日本もアジアの一員としての役割を果たし、アジアの平和を構築するために力を尽くす時である。 (沢)
  
  
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