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日本新聞2018年11月7日、4286号より
  
石川さんは無実!一刻も早く狭山再審を
石川さんの無実は明らか。部落差別を利用して石川さんを殺人犯にデッチ上げたことこそ犯罪。再審開始で石川さんのえん罪を晴らそう
  
 10月31日、日比谷野外音楽堂で、「狭山事件の再審を求める市民集会『つぎつぎと無実の新証拠!有罪判決の誤りは明らか!再審開始を!』」が開催された。
 石川一雄さんは今から55年前、狭山市で女子高校生が殺された事件の殺人犯とされた。そして、44年前の10月31日、東京高裁・寺尾裁判長は石川さんに無期懲役の有罪判決を下した。
 当時、警察は吉展ちゃん事件で犯人を取り逃がし、吉展ちゃんは殺害されて発見された。狭山事件でも犯人を取り逃がした警察は、威信を取り戻すために何としても犯人を捕らえなければならないと、近くの被差別部落に見込み捜査を行い、石川さんを別件で逮捕した。石川さんは犯行を否認したが、「お前が認めなければ兄を逮捕する」「認めれば10年で出してやる」と脅かしと甘言で自白を強要される。しかし公判の途中で、石川さんは自白を取り消す。脅迫状の筆跡は石川さんとは別人のもの、当時の石川さんは学校にも満足に行っていなかったので脅迫状は書けない、2回の徹底捜査でみつからなかった被害者の万年筆が3回目に難なくみつかった、しかもインクが被害者の物とは違う、その他にも石川さんが犯人ではない証拠が無数に存在する。これでも再審を行わず、石川さんに殺人罪のえん罪を着せ続けているのである。
  
裁判所は早急に再審を
 部落解放同盟中央本部の組坂委員長は「今日は寺尾不当判決44年の糾弾集会だ。一日も早く、石川さんの見えない手錠をはずす闘いだ。石川さんは来年80歳になる。司法権力は石川さんが亡くなるのを待っている。全力で闘おう。石川さんの無実は明らかだ。部落差別に基づいたえん罪である」と語った。
 社会党の福島みずほ副党首は「何としても再審を克ち取ろう。台湾の徐さんは死刑判決からアリバイが証明されて無罪を克ち取った。日本でも頑張ろう。私は大学生の時“石川さんは無実だ”とゼッケンをつけて集会に参加した。あれから44年も経つ。狭山弁護団で闘ってきた。石川さんはまだ無実になっていない。無実を克ち取ろう」と呼びかけた。
 石川さんは「寺尾不当判決への怒りで、昨日は一晩眠れないほどだった。しかし部落解放同盟の並々ならぬ努力によって、寺尾判決がいかに間違っていたか、満天下に明らかにされたことは皆さん方の勝利です。この狭山事件で、これほど無実の証拠が明らかになっているのに、いまだに再審開始決定を繰り出せない後藤裁判長に対して、その姿勢を厳しく批判しなければならない。真実はひとつであり、必ず明らかになる、その精神で不屈の闘いを55年間続けてきた。これからも無実を克ち取るために頑張ります。是非とも司法を動かすべく、皆さんに共に声をあげていただきたい」と訴えた。
 狭山弁護団主任弁護人の中山武敏弁護士は「1974年10月31日の寺尾判決直後、石川さんと裁判所の構内で面会した。石川さんは泣きながら“証拠開示に力を入れてもらいたい”と強く訴えた。石川さんは逮捕後1ヵ月否認し続けたが、耐えられなくなり、ウソの自白をした。裁判所はこの自白を重く受けとめた。判決は部落差別に全く触れていない。差別に基づく違法捜査だと裁判所に認めさせよう。これからが正念場、共に頑張ろう」と力強く呼びかけた。
 連帯アピールで、袴田さんのお姉さんの秀子さんは「袴田事件は50年闘ってきて再審棄却だ。100年戦争に入る。頑張っていく」、足利事件の菅家さんは「今年こそは再審だと思っていた。来年こそ再審となるよう頑張っていく。袴田さんもこれからも応援していく」、布川事件の桜井さんは「狭山事件は1から10まで警察のつくりごとだ。袴田さんも石川さんも無実は当たり前。裁判長に手紙を書こう。明るい春を迎えよう」と訴えた。
 鎌田慧さんが言ったように「石川さんの無罪なしに日本に民主主義はない」。ひとかけらの民主主義も存在しない日本社会の変革が今、求められる時である。司法を動かす世論を作り上げよう。 (沢)
  
  
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