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日本新聞2019年9月4日、4328号より
  
朝鮮高校「無償化」裁判 東京、大阪で最高裁不当判決
朝鮮高校「無償化」除外を適法とし、教育を受ける権利否定の判決。「最高裁決定を満身の怒りをもって抗議する」と文科省前で声明発表
  
 8月27日付で最高裁は、東京朝鮮中高級学校の卒業生61人が朝鮮学校を高校「無償化」の対象から除外したのは違法だと、国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟で、卒業生側の上告を退ける決定をした。つまり「除外」を適法と認める全く不当な判決である。
 同じ27日付で最高裁は、大阪朝鮮学校を高校「無償化」の対象から外した国の処分の取り消しを求めて、大阪朝鮮学校を運営する学校法人が起こしていた裁判でも、上告を退ける不当判決を下した。
 いずれも最高裁第3小法廷、山崎敏充裁判長で、裁判官全員一致の判断だという。特に大阪は、一審の大阪地裁が国の「無償化」除外を違法だとして「無償化」を命じていたにもかかわらず、それをくつがえしてしまったのである。
  
文科省前で緊急抗議集会開かる
 「教育に外交判断、政治判断を入れない」これは政府の答弁である。ところが“朝鮮学校が朝鮮総連から不当な支配を受けている疑いがある”という裁判長の判断は政治判断ではないのか。朝鮮がミサイルを発射したと言っては朝鮮学校への圧力を強める。これは政治判断、外交判断に他ならないではないか。
 政府が自治体に圧力をかけ、多くの自治体が朝鮮学校への補助金も打ち切った。国の支援もないため、朝鮮学校に子どもを通わせる親の負担は莫大なものである。それでも民族の誇り、アイデンティティーを大事に育てたい、民族教育で子どもを育てたいと必死に働いているのである。
 最高裁の不当判決に抗議して、8月30日、文科省前で「朝鮮高校生『無償化』裁判最高裁決定を許さない 路上記者会見&緊急集会」が開催された。東京朝鮮学校、「東京朝鮮高校生の裁判を支援する会」、「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」から声明文が次々と読み上げられた。異口同音に、最高裁不当判決に断固抗議する、朝鮮高校生たちは日本と朝鮮の懸け橋となる大切な生徒たちであること、「無償化」を朝鮮高校にただちに適用せよと訴えた。
 原告の大学院生の「なぜ今も朝鮮高校の学生たちが苦しまなければならないのか。日本政府によって私たちの民族性、アイデンティティーが踏みにじられ、どう生きればいいのか。朝鮮人として、その民族性と尊厳が守られるために最後まで闘う」という訴え、朝鮮大学4年生の青年の「この不当決定を断固拒否する。決して失望していない。これから勝利を克ち取ると楽観的に取り組む。今まで7年以上、金曜闘争を続けてきた。正義を克ち取るまで闘う。朝鮮大学生が先頭に立って最後まで闘う」という力強い訴え、東京朝高3年男子の「不当判決に心が痛い。10月からの幼保無償化でも朝鮮幼稚園は除外される。この差別は許されない。勝利の日まで、しぶとく信念を持って闘い続ける」という訴えと、決して諦めない、最後まで闘うという力強い訴えが続いた。オモニ会からは「結論ありきのひどい判決だった。この世に差別されるべき人間は一人もいない。法の秩序や正しさ、良心を取り戻してほしい。すべての子ども達に学ぶ権利を保障してください」と訴えた。
 裁判所は政府に追従するのではなく、公明正大な裁判をすべきである。政府は差別政策をやめ、朝鮮高校への「無償化」を速やかに実施すべきである。不当裁判、差別政策に抗議する。 (沢)
  
  
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