緑の党
 Green Party

 
〒170-0011
東京都豊島区池袋本町2-6-3
TEL 03-3981-3701
FAX 03-3981-7530
 


 
 毎週水曜日発行
 1ヶ月:500円
 3ヶ月:1500円
 半 年:3000円
 1 年:6000円
 
日本新聞社 〒111-0032 東京都台東区浅草6-42-12
電話 03-3874-0576
 
みずほ銀行雷門支店 普通1290956
日本新聞社 小田桐朋子
振替口座 00170-0-355408
 
日本新聞2020年3月25日、4357号より
  
日米共同交戦能力備えるイージス艦配備
リアルタイムで米軍と情報を共有し交戦するための軍備拡大。毎年軍事費を増やし軍備拡大に突き進む安倍政権にノーを突きつけよう
  
 3月19日、イージス艦「まや」がジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で海上自衛隊に引き渡され、就役式が行われた。これで日本保有のイージス艦は7隻となった。「まや」は建造費1720憶円。海自艦で初めて、米軍とリアルタイムで情報共有できる共同交戦能力(CEC)を備える。日米共同開発の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を搭載予定で、迎撃可能距離は約1000キロメートル超である。射程距離300キロメートル以上の迎撃ミサイル(SM6)も搭載するという。乗組員は約300人。防衛省はイージス艦8隻体制を計画しており、2022年には建造費1730憶円の「はぐろ」を完成させる。「はぐろ」も「まや」同様の最新型で、「はぐろ」「まや」と米イージス艦、米艦艇と情報共有し、どのミサイルで、どのイージス艦が撃ち落とすか判断し迎撃する体制にするというのである。
 一体、日本はどのような国になっていくのかと、大きな危機感を抱く。二度と戦争をしないと明記した憲法がある国が、今やろうとしていることは、何から何まで憲法違反である。安倍政権がやとうとしていることを直視し、ストップさせなくては、時すでに遅しという大変な事態がやってくるのである。
  
兵器爆買いの軍備拡大に歯止めを
 2020年度の軍事予算は5兆3133億円で、過去最高を更新した。更に、第一次補正予算で547億円、第二次補正予算で4287憶円追加されている。補正予算は予算編成後に生じた支出だが、兵器の買い物を補正に充てるというのは、本来の予算の組み方から大きく逸脱している。それだけではない。概算要求では金額を明示しない「事項要求」がある。本来、当初の概算要求に計上されるべきものを、事項要求に組み入れて額をごまかすやり口である。たとえば毎年執行される米軍再編関連経費を事項要求に2年連続で組み入れている。概算要求で2020年度予算は5兆3133億円と言っても、補正予算を加えて5兆8000億円超、更に事項要求額もプラスされる。
 これだけではない。「後年度負担」がある。これは兵器のローンである。2020年度の新規後年度負担、つまり新たなローンは2兆5366億円である。これでローン総額は5兆4310億円となった。1年間の軍事予算に匹敵する大きな額である。2017年に安倍政権は、陸海空自衛隊からの要求に基づいて兵器購入を決めるやり方から、国家安全保障会議(NSC)主導で決めるやり方に変えた。つまり、首相、官房長官、外相、防衛相の4大臣会合で決めることにしたのである。これではアメリカからの兵器爆買いに何の歯止めもかからない。兵器のローンはうなぎのぼり、予算の原則である予算単年度主義、予算はその時で完結する、も踏みにじられている。
 2018年度だけでも海上自衛隊と米海軍などとの共同訓練は回数も規模もどんどん拡大している。
2018年8月15日〜21日 日米共同巡航訓練
海自護衛艦「きりしま」(イージス艦)と米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」と艦艇数隻
2018年8月26日・27日 日米共同訓練
海自輸送艦「おおすみ」と米海軍強襲揚陸艦「ワスプ」沖縄周辺海域で訓練
2018年8月26日〜10月30日 インド太平洋方面派遣訓練
海自護衛艦3隻と搭載航空機5機、派遣人員800名
2018年8月31日 日米共同訓練
海自護衛艦3隻と米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」と艦艇数隻、フィリピン西方海空域で
 このように日常茶飯事に共同軍事訓練が行われている。メディアの報道もほとんど見られない。
 3月19日、秋田市議会でイージス・アショア配備反対の決議を求める請願がすべて採択された。民意は配備反対なのだと意思表示しているのである。戦争反対の民意を安倍政権に突きつけていこう。 (沢)
  
  
  日本新聞のページへ
  H O M E へ