緑の党
 Green Party

 
〒170-0011
東京都豊島区池袋本町2-6-3
TEL 03-3981-3701
FAX 03-3981-7530
 


 
 毎週水曜日発行
 1ヶ月:500円
 3ヶ月:1500円
 半 年:3000円
 1 年:6000円
 
日本新聞社 〒111-0032 東京都台東区浅草6-42-12
電話 03-3874-0576
 
みずほ銀行雷門支店 普通1290956
日本新聞社 小田桐朋子
振替口座 00170-0-355408
 
日本新聞2020年8月19日、4378号より
  
危険なゲノム編集食品が非表示で出回る日本
遺伝子組み換えもゲノム編集も危険な遺伝子操作。「選択する権利まで奪うのか!」と切実な叫び。食の安全を守らない国に未来はない
  
 昨年10月1日から、ゲノム編集食品が日本の市場に出回ってることを知っているだろうか。触れ込みは、遺伝子組み換えは外来遺伝子を組み込むから危険だが、ゲノム編集は遺伝子の配列を切り貼りするだけだから、自然界に起こる突然変異と同様に扱ってよい、というもの。このような理由で、ゲノム編集は、安全審査手続きの必要なし、届け出は任意、表示もいらない、規制なしとしてしまったのである。
 果たして、ゲノム編集食品は安全だと言えるのか。
  
遺伝子組み換え食品、ゲノム編集食品の危険性
 今、抗生物質耐性菌感染が問題になっている。アメリカでは年間29種類の抗生物質耐性菌に280万人が感染し、3万5000にんが治療のための抗生物質が効かずに死亡したという。昨年12月に日本の国立国際医療研究所が調べたところ、2種類の抗生物質について、すでに耐性ができていて、1年間で8000人が亡くなっていることが報告されている。抗生物質耐性菌感染者が急増しているのは、家畜や養殖魚に抗生物質を無制限に与えていることや、更に、害虫抵抗性やラウンドアップ耐性遺伝子組み換えのトウモロコシを餌にした家畜の肉や養殖魚などを食べていることが大きな原因となっている。これらの遺伝子組み換え食品には抗生物質耐性遺伝子も含まれている。人間の腸内細菌がこの抗生物質耐性遺伝子を取り込み、ラウンドアップ耐性や抗生物質耐性になってしまう。そしてラウンドアップの主成分であるグリホサートが、腸内植物性の善玉菌を殺して、動物性の悪玉菌(脳神経を直接おかしくするクロストリジウム)を増殖させる。恐ろしいことである。
 こうした遺伝子組み換え食品以上に、ゲノム編集食品は危険である。まず、表示義務がないから、いったいどれがゲノム編集食品なのかわからない。現在、ゲノム編集食品はキリン理研、農研機構などで開発されている。多収穫の米、ソラニンのないジャガイモ、シャインマスカット、トマト、鶏卵など13種類の新しい品種が用意され与えいる。そのすべてに、病気の治療のために使われている抗生物質に耐性の遺伝子が含まれているというのである。つまり、ゲノム編集食品を食べ続けると、腸内細菌に取り込まれて、抗生物質耐性菌保持者になってしまうのである。その結果、病気の治療のための抗生物質が効かなくなってしまうという大変な事態となる。
 遺伝子組み換えにしてもゲノム編集にしても、自然界では起こらない人為的なものである。そのような生物が自然界に拡散することで、食物連鎖が崩れ、環境や生態系に深刻なダメージを与えることは否定できない。
 食は大切なものである。食の安全をないがしろにし、もうけ第一の政策は必ず崩壊につながる。私たちは何をなすべきか。戦後、日本人の大切な穀物の種子を守ってきた種子法が廃止されるという暴挙に対して、種子法に変わる種子条例を地方自治体が次々制定した。2020年6月30日現在で、21道県が制定している。市民が声をあげたからである。食を守る運動を広げていこう。 (沢)
  
  
  日本新聞のページへ
  H O M E へ