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日本新聞2021年5月26日、4417号より
  
代替えイージス、軍事演習に巨額投じる政府
富士総合火力演習では1日の弾薬62トン、10億6千万円の浪費。今最優先課題はコロナ対策。軍事ではなく困窮者に実効ある救済策を
  
 政府は昨年6月に、「イージス・アショア(陸上イージス)」の配備を断念し、代替え案を検討していた。陸上イージスを艦艇に転用するもので、昨年12月にはこの「イージス・システム搭載艦」2隻の導入方針を閣議決定した。「イージス・アショア」断念からわずか半年後である。
 「イージス・アショア」の導入は、「北朝鮮の脅威のため」という理由だった。秋田と山口に配備するとしたが、地元の強い反対運動もブレーキをかけた。しかし、断念ではなかったのだ。代替艦に陸上イージスを載せるというもので、従来のイージス艦より大型のものが必要で、防衛省の試算では9000億円を超えることが示されていた。「イージス・アショア」の倍のコストであり、1兆円は超えるという。
 「イージス・アショア」断念にアメリカが怒らないのもうなずける。すでに日本が払っていた分が戻されたかどうかも定かでないし、さらに儲かるわけだから文句はないわけだ。
 「イージス・アショア」断念の理由を政府は「切り離されるブースターが住民に被害を及ぼさないようにする対策に追加費用2000億円かかるため」としていた。実は放物線を描いて来るミサイル迎撃「イージス・アショア」は、直線を描いて飛んでくるミサイルには対応できないために、変更したかったのである。だからコストが2倍の代替艦を配置しようとしているのだ。
 すでに試算が出ているのに、2月の衆院予算委員会で代替艦のコストについて問われた岸防衛相は「現時点では総経費をお示しすることは困難だ」とウソ答弁している。額を伏せておいて、代替艦建造を強行することは許されない。
  
コロナ禍で日米仏壕合同軍事演習実施
 イージス代替艦の問題だけではない。自衛隊は5月11日から17日まで米仏と14日からはオーストラリアも加わって、九州で合同軍事演習をおこなった。日本、アメリカ、フランス、オーストラリアの軍事演習は「アーク21」と称し、対中国の軍事演習である。
 中国外交部の華報道官は「アーク21」について「中国にとって何の影響もなく、彼らが地震の石油を消費するだけのこと。時間と力とい資源を自国民の利益のためにより多く使用し、新型コロナウイルス感染症に関する自国内の対策および国際協力にもう少し多く貢献することを望む」と言っている。
 日本政府に私たちの声は届かないが、中国政府の方がわかっているのではと思える。
 更に、5月22日、陸上自衛隊は富士総合火力演習を行った。富士総合火力演習は国内最大の実弾射撃訓練である。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅縮小したが、今年は規模を拡大している。全国の部隊から2300人、45台の戦車や装甲車を集めた。1日で弾薬62トン、それだけで10億6000万円相当を浪費したのである。
 新型コロナウイルス感染が拡大し続け、緊急事態宣言が出されている今、軍事演習は予定通り行う政府。全く納得できない。そしてオリンピックもそうだ。このような時に医師や看護師を現場から引き抜いてオリンピックに動員するなど、即刻やめるべきである。
 コロナ禍で苦しんでいる困窮者への支援を早急に行うのが、政府が最優先で行うべきことである。 (沢)
  
    
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