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日本新聞2021年9月8日、4432号より
  
関東大震災時の朝鮮人虐殺から98年
今も続く差別と偏見を断ち、虐殺の真相究明、日本政府による公的謝罪が悲惨な歴史を繰り返さない第一歩。不戦の9条を守り抜こう
  
 9月1日は、関東大震災から98年目の日である。関東大震災は東京をはじめ関東を襲った未曾有の大震災であった。
 しかし忘れてはならないのは、震災の混乱と差別を利用して、大虐殺が行われたことである。犠牲者の数さえ定かではないが、朝鮮人6000人以上、中国人600人以上、そして日本の社会主義者も殺された。この歴史が学校教育の中で教えられず、葬られていくことで、こうした加害の事実を知らない日本人が増えている。関東大震災の虐殺の事だけではなく、日本のアジア侵略、朝鮮の植民地支配、略奪・虐殺などの加害の歴史を知らない。そのために、なぜ在日朝鮮人がいるのかも知らず、政府の差別政策を容認しているのである。
 「過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目になる」これは西ドイツ大統領、統一ドイツ大統領を務めたワイツゼッカーの言葉である。過去を見ようとしなければ真実がわからないということである。関東大震災時に行われた虐殺の本質を知り、広く知らせていかなければならない。
  
今なお続く差別の根絶を
 9月4日、荒川河川敷で「関東大震災から98年 韓国・朝鮮人犠牲者追悼式」が「一般社団法人ほうせんか」の主催で行われた。雨の中、約100名がかけつけた。
 在日朝鮮人の方の「日本人として戦争に行って、傷痍軍人となった朝鮮人に対して何の補償もない。今も朝鮮学校に対する差別はひどい。補助金もない。今、チマ・チョゴリを着て歩けない。こんな状態、普通じゃない。関東大震災の朝鮮人虐殺の問題を明らかにしていない、これが今も続く差別の根源だ。しっかり正す!日本の人に“日本語がお上手ですね。いつ日本に来たんですか”と言われる。歴史をしらない」という憤りに、日本人として恥ずべきことだと痛感させられる。
 「関東大震災で虐殺された中国人受難者遺族連合会」からのメッセージでは、
1、歴史の教訓を深く心に刻み、日本社会が歴史を正視することができ、歴史を鑑として未来に向かう、そして中日民間友好交流を進めることを期待する
2、関東大震災虐殺事件記念館(仮称)の建設に努力しましょう
3、日本社会全体が積極的に歴史教科書に書き入れることを希望します
 最後に、「私たちは家族の怨恨感情を越え、公平と正義を実現したいという抱負を持っている」と結んでいる。
 朝鮮人や中国人より日本人が優秀、神風が吹いて必ず日本が勝つ等など、ありもしないことがまことしやかにふりまかれる。それが共同幻想になるように、教え込まれる。その結果、市民自警団が軍や警察と一緒になって朝鮮人や中国人を虐殺するという恐ろしい事態が引き起こされた。
 私たちはこの事実を直視し、二度とこのような惨劇が繰り返されないようにしなければならない。そして今も続いている差別根絶のために、真っ向から取り組むことである。
 残念ながら今も災害が起きるたびにデマがふりまかれている。東日本大震災の時も外国人窃盗団のデマ、熊本地震の時も“朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ”というデマが流された。
 98年前と何も変わっていないのである。実際から判断する、それさえできていない国に未来はない。真実を広め、加害の過去を認め、そこからアジアの国々との友好・連帯を築いていこう。 (沢)
  
    
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