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日本新聞2021年9月22日、4434号より
  
満州事変から90年、侵略の事実認め平和の道を
謀略図り日中戦争に突入した日本。今なお侵略戦争の加害の事実さえ認めず、米国の中国包囲網に組する危険。アジアとの友好・連帯へ
  
 1931年9月18日は満州事変が起きた日である。今から90年前のことだ。奉天郊外の柳条湖で、関東軍が南満州鉄道の線路を爆破し、犯人は中国軍だとでっち上げた。そしてこれを口実に、日本のかいらい国家「満州国」をつくり、日中戦争に突入したのである。
 アジア各国の犠牲者は2000万人を超え、日本人も約310万人が犠牲となった。
 しかし日本政府は侵略戦争の加害の事実を認めないため、中国、朝鮮をはじめ、アジアの国々との友好・連帯はスタートさえできないのが実情だ。そして今、バイデン米政権は中国包囲網を作ろうとし、日本はその戦略に組しようとしている。これは実に危険で誤った方向である。
 満州事変から90年の今、私たち日本人は歴史を直視し、平和への道へと歩む選択を明確にしなければならない。
  
平和と友好の日中関係の構築を
 9月17日、衆議院第一議員会館で「満州事変90周年・緊急集会」が開催された。
 主催者代表挨拶で「村山首相談話の会」理事長の藤田高景さんは「菅政権は米国の対中包囲網の手先になろうとしている。これは間違っている。ヒットラーはポーランドに侵略した時“ポーランド正規兵によるドイツ領土侵害”をでっち上げた。日本も“シナ兵が満鉄を爆破した”とでっち上げた。安倍・菅政権の罪悪は、歴史認識の欠如だ。関東大震災時の朝鮮人、中国人虐殺についても“政府の調べたところ、そのような記述はないから答えられない”と言った。こんなことが世界に通用するはずがない。平和と友好の日中関係を構築していこう」と述べた。
 政治評論家の森田実さんは「アジアの平和と繁栄の肝は日中の協調と友好にある」と訴えた。「戦争中は社会全体が異常であった。狂気の社会だった。内村鑑三は、“日露戦争はわが国の中にわずかばかり残留した誠実の念を根こそぎ奪い去った”と語った。戦争の恐ろしさは社会全体が狂気性を増すこと。特に軍事力を持った時の権力は非常に危険だ。中国では今“極右の女性宰相誕生か”と日本の総裁選を見ている。中国と再び対立したら、日本は瞬時に負ける。中国と友好の道を歩まない限り、アジアの平和はない」と警鐘を鳴らした。
 軍事ジャーナリストの前田哲男さんは、中国を敵視し軍事力を高める日本の危険性を指摘した。中国包囲網の第一線として南西諸島の軍事基地化。「愚行を繰り返してはならない。それが私たちに課せられた仕事だ」と指摘した。
 「日中友好8・15の会<日中元軍人の会>代表幹事の沖松信夫さんは96歳で、人生が戦争とともにあった。81年前の“わが志望”という作文に、小さい時から軍人になりたいと思っていたが、中学校の時、実業家、外交官、医者などあると気づいた。その作文を担任に持っていったら「陛下のために死ね」と言われたという。特攻隊に編入され、1945年8月15日午後3時に離陸して沖縄に向かう予定だったが、正午に玉音放送が流れた。「皇国史観による国づくりは間違っていた」と語った。
 元広島平和研究所所長の浅井基文さんは特別講演「日中共同声明・日中関係のあるべき姿を考える」で、「日本は9・18を深刻に反省すべきだ。旧日本軍国主義が何をやったか、日本国民をたぶらかして戦争させた、そして日本国民も戦争大賛成に走った。この反省である。そして、日本と中国の関係は日中共同声明の立場に立つべきだ」と強調した。それは、中華人民共和国が唯一合法政府であること、台湾は中国の不可分の領土であること。総裁候補の岸田が台湾と協力すべきだとか、高市が台湾蔡英文総統と「ぜひお会いしたい」などと言っていることを、日中友好に反していると指摘した。
 再び戦争に向かう動きに歯止めをかけ、平和への道を歩んでいこう。 (沢)
  
    
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